21世紀も9年が過ぎようとする今日、遺伝子生物学や脳科学のめざましい発展と、
それを支えるナノ・テクノロジーや画像処理技術、およびデジタル通信技術の秒進分歩
といわれるほどの急速な進歩、また、数百年来おおくの天才数学者たちを悩ませてきた
フェルマー予想・ポアンカレ予想という2大予想が、それぞれイギリスとロシアの若い
数学者たちによって予想外の方法で解決された事、など多くの科学のめざましい発展が
続いています。
このように実証科学がたえず成果を上げているのに対して、認知や生成を標榜する言
語学が、前世紀、1930年代の言語本質論の水準を超えることがかわなわず、細部の
解釈に没頭しているかのように見える面もあります。「温故知新」の故事に習って、言
語本質論の探求に還るべきなのかも知れません。少なくとも、晩年のエドムンド・フッ
サールに倣ってわれわれも言語学の危機を論じなければならないでしょう。 本年度も、
また学的探求に精進する時期になりました。「言語・認識・表現」 LACE 研究会は、言
語学プロパーに加えて言語哲学から言語処理までの幅広い学的諸分野間の学際的交流の
場として運営されています。2009年度の年次研究会を、下記要領にて開催いたしました。
-
【日時】 2009年12月12日(土)AM10:30 〜 PM6:45 【会場】 明治学院大学白金キャンパス 本館1251教室 〒108-8636 東京都港区白金台 1-2-37 ・交通案内 http://www.meijigakuin.ac.jp/access/ ・キャンパス案内 http://www.meijigakuin.ac.jp/campus/shirokane/
- 「言語・認識・表現」第14回年次研究会
********************************************************************* |
|